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鳩よけの音・超音波は効く?工場・倉庫で導入前に確認したいこと

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「スピーカーを置くだけで鳩が来なくなるなら、試してみたい」。工場や倉庫の鳩対策を考えるとき、音を使う機器が気になる方もいるでしょう。

まず押さえたいのは、超音波と、鳥の鳴き声などを再生する音声機器は別のものだという点です。購入前に仕組みと試験条件を確かめ、導入後は鳩の反応だけでなく、守りたい場所の被害が減ったかを確認しましょう。

超音波と、鳥に聞こえる音を分けて考える

超音波だけで鳩を追い払う効果は期待できない

農林水産省の鳥類被害対策資料では、鳥は2万ヘルツ以上の超音波を聞くことができず、超音波による追い払い効果はないと説明されています。「人には聞こえないから、鳩だけを遠ざけられる」と考えて選ぶのは避けましょう。

音や光などを組み合わせた機器では、どの機能がどの動物を対象にしているのかも確認します。「鳥獣よけ」と書かれているだけでは、鳩への効果を判断できません。

鳴き声などの音声には、慣れの問題がある

鳥の声などを利用する追い払いは、一時的な反応があっても、それが続くとは限りません。農研機構も、音声防除機に対する鳥の慣れを説明しています。

農林水産省の資料では、効果の持続期間は鳥のその場所への執着や周辺環境などに左右され、一概にはいえないとされています。「必ず何日効く」「一度設置すれば慣れない」といった説明は、試験の内容まで確かめる必要があります。

購入前に確認したい三つのこと

1.鳩を対象に、どこで試した結果か

メーカーや販売者に、対象の鳥種、試験場所、観察した期間、設置台数を確認します。他の鳥で得られた結果や、短い実演映像だけで、自社の倉庫でも同じ結果になるとは判断できません。

説明されている効果が「音を鳴らした直後に飛び立った」ことなのか、「その後も飛来やフン被害が減った」ことなのかを区別しましょう。確認できない条件は、導入前の未確認事項として残します。

2.何を改善できたら成功とするか

目的を「鳩を驚かせる」ではなく、「出荷する商品の上にフンを落とさせない」「入口付近の清掃負担を減らす」など、困っている被害で決めます。

鳩が隣の梁へ移っただけなら、守りたい範囲の被害が残ることも考えられます。どの場所を確認するか、清掃後の新たなフンをどう記録するかを、使用前に決めておきましょう。

3.施設で無理なく管理できるか

設置場所、電源、屋内外の使用条件、作動時間、保守方法を確認します。複数の機能がある製品なら、使う機能と設定を記録できるものかも見てください。

音の出る機器は、周囲への影響も検討が必要です。農研機構は音を使う追い払い機器で騒音の苦情が生じる例を挙げています。近隣住宅、事務所、来客スペースとの位置関係を確認し、苦情や業務への支障があれば止められる管理体制にしましょう。

すでに音を使っているなら、三つの変化を確認する

音を鳴らした直後の反応、時間をおいた再飛来、守りたい場所への新たなフンの三段階で鳩対策を確認する概念図
鳩の一時的な反応と、被害の変化を分けて確認するための概念図。効果や観察期間を保証する図ではありません。

まず、音が鳴った直後に鳩がどう動いたか。次に、時間をおいて同じ場所へ戻っていないか。最後に、商品の上や床など、被害を防ぎたい範囲に新たなフンが付いていないかを確認します。

記録には「確認日時・場所・機器の設定・鳩の様子・新たなフンの有無」を残します。清掃した日時も添えると、前から残っていた汚れとの区別に役立ちます。

天候、シャッターの開閉、荷物の配置などが変わった場合も一緒に記録してください。被害が減っても、音だけが理由とは限りません。短時間の観察や一度の変化で効果を決めず、実際の運用条件と合わせて振り返ります。

被害が続くときは、音量を上げる前に対策を見直す

同じ梁へ戻る、別の場所へ移っただけでフン被害が続く、利用者から音への苦情が出る。このような場合は、音を大きくして使い続けるのではなく、機器の使用を見直し、とまり場所や侵入経路への対策を相談しましょう。

鳩が出入りする開口部と、休んでいる梁・配管は、それぞれ確認したい場所です。業者には使用中の機器名・設定・設置位置と、その後の変化を伝えてください。すべてを記録できていなくても、分かっている範囲で相談を始められます。

建物側の対策については、防鳥ネットと忌避剤の違い・場所に合った選び方もご覧ください。実際の施工方法は、建物の構造や日常の使い方を確認して検討します。

工場・倉庫の鳩対策は、被害と運用条件から考えます

鳩対策本舗では、工場・倉庫などの建物の状況に応じた対策をご提案しています。音による対策を試しても困りごとが残っている場合は、法人のお客様向けサービスをご覧いただき、お問い合わせ・無料見積もりからご相談ください。

公的資料:農林水産省「3-2 侵入防止対策」/農研機構「鳥害とは」/農研機構FAQ

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